LINEの新機能「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」が便利‼
2025年4月15日から実装された新サービスで、返信のサポートや質問はもちろん、悩みや普通の会話までできちゃいます。
日常のトークやビジネスチャットで非常に重宝すること間違いなしの機能ですが、手放しで信用してよいのか不安が残ります。
そこで今回の記事は、『LINE AI トークサジェストの安全性や危険性は?情報漏洩の可能性も!』を徹底調査いたしました!
【この記事でわかること】
- LINE AIサービスの安全性や危険性
- LINE AIサービスの情報漏洩リスク対策
- LINE AIで友達アカウントの情報取得はできる?
LINE AI トークサジェストの安全性や危険性はある?
引用元:LINEみんなの使い方ガイド
ここでは、LINE AIサービスを利用する上での注意点をご紹介いたします。
LINE AIサービスの安全性や危険性については、おもに以下の2点が考えられます。
- 誤情報が表示される場合がある
- 個人情報が漏洩する可能性あり
詳しくみていきたいと思います。
誤情報が表示される場合がある
LINE AIは、ChatGPTを使用したサービスとなります。
(参考:AIアシスタント (ChatGPT) | LINE 公式アカウント)
ChatGPTは周知のとおり、誤った情報を学習して出力する可能性があることが指摘されているため、LINE AIの利用でも同様に注意が必要です。
たとえば、現在のChatGPTは、2024年6月までの情報を学習したものがベースになっています。
引用元:ChatGPT
そのため、最新情報に対応していなかったり、間違った情報が出力されるリスクがあります。
また、質問の仕方によっても、正確な回答が得られない場合があります。
以上のような点から、LINE AIを100%信頼して利用するには、危険性があるといえるでしょう。
個人情報が漏洩する可能性あり
LINE AIサービスを利用するにあたり、企業の情報の扱い方も注意が必要です。
たとえば、サービス向上のために、こちらのデータが運営側によって活用される場合がないとは限りません。
実際に、AIツールに詳しいサイトの記事によると、
引用元:romptn Magazine
「送信したファイルなどのデータも、機能改善や精度向上の目的で活用されることがあります」と指摘しています。
もちろん、必ずしも個人情報が利用されるとは限らないものの、万一のためにも、用心するに越したことはないといえます。
LINE AI トークサジェストで情報漏洩しないための対策は?
では、LINE AI トークサジェストを安全に利用するための対策をご紹介いたします。
- プライバシー設定をOFFにする
- 個人情報の入力を避ける
【対策➀】プライバシー設定をOFFにする
入力メッセージを学習用途に使われない対策として、「コミュニケーション関連情報」をOFFにすることをオススメします。
こちらの設定が、AIチャットに利用されるかは不明ですが、通常のLINE利用でも、こちらの情報を利用されたくない場合は、有効だといえるでしょう。
手順は以下の通り。
- アプリを開く
- 「ホーム」右上の歯車マーク→「プライバシー管理」
- 「情報の提供」を選択
- 「コミュニケーション関連情報」→OFFにする
画像で見てみると、
上記のように、「コミュニケーション関連情報」をOFFにすることで、こちらの情報が利用されることを防止することができます。
【対策②】個人情報の入力を避ける
LINE AI トークサジェストのリスク対策として、むやみに個人情報を記入しないことが挙げられます。
たとえば、LINE AIと同じくChatGPTを利用したLINEサービス「AIチャットくん」の情報漏洩対策として、
引用元:ロロント株式会社
上記のように、個人情報やビジネス上の大事な情報などを入力しないように注意喚起しています。
これは、同じAIサービスである「LINE AI トークサジェスト」でも通用する対策ではないかと考えられます。
以上の点から、不必要に個人に関する細かい情報は、記入しない方が良いといえるでしょう。
LINE AI トークサジェストを友達アカウントの情報取得に使える?
LINEでAIサービスが利用できるということは、以下の点が気になりますよね。
- 相手が名前変更したかどうか調べる
- 相手が自分を友達追加、もしくはブロックしたか確認する
上記のような事柄を、AIサービスで利用することができるのでしょうか。
結論を先に言うと、答えはノーです。
その根拠として、
- ベースであるChatGPTは最新情報を学習していない
- LINEアプリの動作を熟知しているわけではない
が挙げられます。
ChatGPTに関しては、1章でもお伝えした通り、2024年6月までの情報がベースになっています(2025年9月6日時点)。
また、LINEアプリの動作を把握してるわけではない点に関しては、
引用元:romptn Magazine
AIに詳しいサイトの情報でも、「自動的に友達追加の確認を行ったり、相手の操作を追跡したりすることはできません」と記載しています。
このように、LINEのAIサービスは、相手のアカウントに関する情報等に関して利用することができない可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
今回は『LINE AI トークサジェストの安全性や危険性は?情報漏洩の可能性も!』を調査いたしました!
LINE AI トークサジェストの安全性は、ChatGPTをベースにしていることから、限界とリスクのあることがわかりました。
具体的には、ChatGPTは最新の情報を学習しているわけではなく、また、入力情報の扱いに関して不明瞭な部分があります。
従って対策としては、AIツールの情報に惑わされないことや、こちらが入力する情報に注意を払う点が挙げられます。
いくら便利とはいえ、背後には運営する企業があり、利益を重視したサービスであることを理解する必要があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!